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V.A.
Old Time Cumbia From Colombia
2008 [Creole Stream] |
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1930年代に始まり1950年代に開花したビッグバンドのムーブメントは、カリブ海においてはキューバやプエルトリコだけの話でなく、ハイチのメラング〜コンパやドミニカのメレンゲにも波及し、ジャズやソウルミュージックなどを横目に見ながら、似たようなトレンドを拾ってきた。
コロンビアのクンビアもまた、ガイタ(縦笛)を用いた北部の民俗的なストリートの音が、似たような時代に大所帯楽団によってポピュラー化した経緯があり、代表的なアーティストとして、ルチョ・ベルムデスやパチョ・ガラーンなどのバンドリーダーがよく知られている。
その後のモダン・クンビアは、メキシコやキューバ、あるいは周辺のパナマ、コスタリカ、エクアドルやベネズエラ、チリ、ペルー〜アルゼンチンといった地域に波及し、中南米地域に最も根付いた音楽となったことは、ファン以外には日本では案外知られていない。
いにしえのエキゾなクンビアのコンピレーションは、いままでになかったわけではないけれど、フエンテス所有の音源からチョイスした、この日本制作盤の面白いところは、すべてがインストというところにあると思う。クンビア定番「クンビア・デル・カリベ」といえば「オーエ・オーエ♪」のフレーズがキモだと思うのだが、収録されているパチョ・ガラーンのバージョンも、歌ナシの摩訶不思議な味わいのものなのだ。
エドムンド・アリアス、クリマコ・サルミエントら、代表的な楽団による素晴らしい演奏が続くが、マンボのような「張り切り感」が出ないところに、切なくも温かいクンビアの魅力がにじみ出ている。
サルサ・オルケスタによるクンビアにはあまり聴かれなくなった、伝統クンビアの「ズドドドドン!」というボンボ(太鼓)の音が、この時代にはまだ大きく強調されてたことに気づく。(2008.09 SY) |
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